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Simon & Schuster (Paper)
グループ:Book
ランキング:3883
価格:¥ 2,148
発売日:2006-09-26
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カスタマーレビュー ![]()
ピューリッツァー賞に輝く労作
(2008-12-12)
「奴隷解放」をめぐって米国が真っ2つ(南北)に分かれて、血みどろな内戦を
くり広げている時期に、共和党のリンカーン大統領は、敢えて自分のライバル
(政敵)を4人も「挙国一致内閣」の重責に採用して、その大危機をみごとに乗
り越えた: スタントン(国防長官)、シーワード(国務長官)、チェイス(財
務長官)、ベイツ(法務長官)。そのリンカーンの英知によって、奴隷解放は成
功し、南北戦争も南部の敗北によって終結した。
この140年前の歴史的な英断のおかげで今年、米国に黒人系初の大統領オバマ
が誕生した。奇しくも、オバマの地盤(シカゴのスプリングフィールド)は、リ
ンカーンの地盤でもあった。オバマは先達の英知にならって、彼自身の内閣にも、
「昔の政敵」を何人か採用して、現在の世界的な危機(経済危機、環境危機)を
乗り越えようとしている: ジョン・バイデン(副大統領)、ヒラリー・クリン
トン(国務長官)、ロバート・ゲイツ(国防長官)など。
言うなればドリス・グッドウインの千ページにも及ぶ労作「政敵のチーム」は、
オバマ内閣づくりの「聖書」になりつつある。偉大な大統領リンカーンの伝記は
数限り無いが、彼の内閣について、これほど詳しく触れた本は、これまでになかっ
た。もし、民主党が日本でも政権を取るような機会が近い将来やってきたら、こ
のリンカーンの英知を採用して、挙国一致内閣を組織して、国民の生活を真に向
上させる政治を本気にやってもらいたいと、私は切に念願している。

